社員インタビュー

インターン生が感じた、法律とAIの共通点とは?

社員インタビュー第4弾はインターンの岩熊さんです。
有名国立大学に通う彼の趣味は映画鑑賞で、週3~4本映画を見る無類の映画好き。中でもAIが出てくるアイロボットやターミネーターは5回も6回も見る程お気にいりとのこと。
9か月に渡り法務のインターンシップを務めてくれた彼に、AIの印象やクロスコンパスの魅力や雰囲気について訊いてみました。

インフラである法律と、社会を大きく変革するテクノロジーのAI

大学では法律を専攻されているのだとか。

はい、法学部で国際法のゼミに所属しています。
法律は水道やガスと同じく、社会のインフラの一つで、法律があるからこそ人々の安全で公平な暮らしが担保されています。
とはいっても現行の法律も完璧ではないし、社会システムの変化に合わせて法もまた変化していく必要がある。インフラをメンテナンスすることで社会をより良く変革していきたい。そういった思いから法律を志しました。

法律とAIというとかなり違うジャンルの様に感じますが…。

僕は複雑化する現代社会を変革しうる手段というのは法律と革新的なテクノロジーだと思っているんです。法律は社会の規範ですから法律が変われば人々の生活スタイルも変わる。例えば日本でタクシーに乗ってもぼったくりに遭わないのは、タクシーは登録制にしなさいという法律があるからですね。法律は間接的に社会を変革する、当たり前ですが非常に強大な力を持っています。それと匹敵する社会変革性を持つのがテクノロジーだと思います。

例えばスマートフォン。1台で複数の機能を持つスマートフォンは依存症を引き起こす程人々にとって必要不可欠なものになった。携帯音楽プレーヤーは売り場から消え、テレビの影響力は弱まり、コミュニケーションの在り方まで変えてしまった。サイバー犯罪が増え整備された法律も少なくないでしょう。そういった意味で、AIと法律には大きな共通点があると思います。AIは今現在で最も革新的なテクノロジーといっても過言ではないですからね。

クロスコンパスやAIに興味を持ったきっかけは何ですか?

僕はもともと新しいことが好きなんです。大学でアルティメット(アメフトとバスケットボールが組み合わさったようなスポーツ)サークルに入っていますが、大学で初めて試合を見たとき、未体験のスポーツにすごくワクワクしたのを覚えています。未知の領域への開拓心がウズウズしたと言いますか…(笑)
なのでインターンでも新しいことにチャレンジしたいという思いはありました。大学では法律を専攻していたので、社会を変革できるもう一つの手段であるテクノロジーに挑戦してみたいとも思っていました。

3年の秋頃にたまたまTVのニュースでAIの画像認識技術の特集を見て、衝撃を受けたんです。ただの写真から犬や猫の個体を認識するAIが魔法の様に見えて、「社会を変えられるテクノロジーはこれだ」とピンと来ました。

AIの浸透スピードを加速させるには法整備が必要

実際にAIに関わってから印象は変わりましたか?

世の中のAIへのイメージと実際のAIの実力に乖離があると感じました。AIで何でもできる魔法の様なイメージでしたが、AIがまだ発展途上であることに驚きました。応用先の開拓もまさに今進んでいる最中だし、出来る事はまだ限られている印象です。

一方で、現在AI技術の中でも画像認識技術ばかりがフューチャーされている傾向にありますが、それは多様なAI技術の一片に過ぎなくて、波形解析や振動解析など他の技術が社会にあまり認知されていないのは勿体ないとも感じました。
アプリケーションが限られている原因の一つとして、法整備が進んでないことも問題だと思います。自動運転もそうですが、法整備が進んでいないアプリケーションは世の中に受け入れられにくい。AIがより生活に浸透してく為には早急な法整備が必要です。技術の革新とアプリケーションの拡大は相互因果関係ではないでしょうか。

実際の業務を通してもそういったことを感じたのでしょうか?

僕は主に契約書のチェックを担当させてもらったのですが、安全輸出保証管理やソフトウェアの特許など、まだまだ明確でないものが多いなと感じましたね。AIはここ数年で急激に伸びてきたテクノロジーなので、法整備が追い付いてないのが現状なのかなと思います。

ファンキーなエンジニアたち

クロスコンパスはどういう職場でしたか?

失礼ながら、ベンチャーにはチャラチャラした若い人が多いイメージがありましたが、クロスコンパスは多様な業界でしっかり経験を積んだベテラン勢が集まっていて驚きましたね。
エンジニアの半分は海外出身者だったので、一緒にカラオケに行ったり、バスケをしたのは良い思い出です。ドイツ語で歌うアメリカ人や裸足でオフィスを移動するフランス人などファンキーな人も多かった(笑)幅広い価値観と触れ合えたことは貴重な経験だと思います。
契約書の文言作成やNDA作成など、希望業務を経験させて頂けたことも­感謝しています。

クロスコンパスに入ってAIへの勉強もされたそうですね。

例えばECサイトでのレコメンドエンジンやスマートスピーカーなど、コンシューマー向けのAIのイメージは前から持っていましたが、クロスコンパスに入ってからBtoB、中でもモノづくりの現場でAIが使われていることは驚きました。
モノづくり現場ではIoTとAIが密接な関係にありますが、僕はIoTに疎かったので興味を持って勉強しましたね。IoTで採ったデータ群を解析し、価値ある情報に転換する。

IoTとAIは第4次産業革命のコアテクノロジーですが、日本はIoTを推進している企業が多いわりにAI後進国と言われてしまっている。日本はモノづくりが盛んなのだから、そこのデータを活かしてぜひ第4次産業革命を牽引して欲しいですね。

行動予測をするコンシェルジュサービスが欲しい

4月から官庁で働かれるとの事ですが、今後AIにどんな事を期待しますか?

官庁でも、例えば国土交通省の自動運転車の走行実験など、AIに関する業務がどんどん増えてきています。AIは今後医療や教育など無くてはならない分野にも浸透し、きっと社会のインフラになっていくはずで、今後の僕の仕事とも切っても切れない関係になるのではないでしょうか。

個人的にAIに期待することは、人の行動パターンを予測し事前手配してくれるコンシェルジュの様なAIを創って欲しいですね。例えば朝起きたら天気を考慮した最適な服のコーディネートを提案し、その日の栄養状態に基づいたランチボックスを職場まで届けてくれる。友達から飲もうと連絡が来たらお互いの好みにあった評価の高い店を予約し終電を逃せば勝手にタクシーを呼んでくれる。そんなコンシェルジュみたいなAIが生まれればすごく便利だと思います。

そんなAIが生まれてしまったら、何も考えないダメ人間が生まれる気がします。

確かにそうですね(笑) 何事も程々がちょうど良いのかもしれません。